前にも書きましたが、自分にとって一番遠くへ飛ばせるバットと言うのは、もちろん、自分の体に合ったバットです。それ以外にありません。ここで書くのは、もしも、自分がどのタイプのバットでも使える体型とパワーを持っていて、その中でどんなバットが一番飛ぶのかと言う意味です。今から書くことは、みんなにあてはまることではありません。しっかりと、正しいスイングができる人にとって「一番飛ぶバットとはこんなバットですよ」ということですので間違えないでくださいね。
一般的に遠くへ飛ばせるといわれているバットは、重めでバットの重心(じゅうしん)がバットの先端(せんたん)にあるものです。言いかえますと、バットを持った時にバットの先が重いものです。さらには、バットのグリップ(握る部分)がしっかりと握れる中で、一番細いものがもっとも遠くに飛ばせるバットといわれています。
まとめると
重い(全力でふれる範囲で)
重心がバットの先にある
グリップが細い
参考までですがこんな形状のバットは飛距離が出やすいと思います↓↓



重い・重心が先・グリップが細いバットはなぜ飛ぶの?
なぜ、このようなバットが遠くへ飛ばしやすいかというと、それらは、バットに大きな遠心力(えんしんりょく)を与えることができるからです。
同じ重さの「カナヅチ」と「鉄の棒」を想像してください。くぎを打つ時に、どちらが強くクギをたたけるかというと、カナヅチだということは簡単に分かると思います。カナヅチの形は、先に重い鉄のかたまりがついていて、手元の木の部分が細くなっていますよね。手元が細くて軽い、先端(せんたん)が大きくて重いという形が大きな遠心力(えんしんりょく)を生んで、より強くクギが打てるようになっているのです。
バットもこれと同じで手元(グリップ)が軽くて細い、バットの先が大きくて重いものは強い遠心力(えんしんりょく)を生むので、打ったボールが遠くへ飛びます。もちろん、バットの芯(しん)にあたらなければ遠くへは飛びませんので、バットの芯(しん)でうつ事が前提です。
何度も言いますが、全ての人がこの手のバットを使ったからといって遠くへ飛ばせるわけではありません。しっかりと自分の正しいスイングをすればそれが一番飛ばせる事を忘れないでください。
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